皆さん、「三種の神器」はご存知でしょうか?皇室に代々継承される3つの宝物で「鏡・勾玉・剣」です。
ちなみに、MCの八木さんとラスカルさんはすぐに答えられましたが、ミキサーのたまは「洗濯機・冷蔵庫・白黒テレビ」と答えました。違う。
紹介した熱田神宮はその三種の神器の一つである草薙神剣が祀られている神社です。
熱田神宮とは?
熱田神宮は名古屋市熱田区にあります。名前に神宮と付いているとおり、皇室と結びつきの深い神社です。熱田大神が祀られています。
熱田大神とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)・御神体としてよらせられる、天照大神のことです。天照大神は、言うまでもなく、皇室の御祖神とも至高至貴の神とも仰がれ、人々にいつくしみの徳をあたえられる神です。
引用元:https://www.atsutajingu.or.jp/jingu/about/gosaijin.html
熱田神宮が創建された時期は不明ですが、12代天皇の景行天皇が統治していた時代だと伝えられているため、西暦71年から130年頃だと言われています。
冒頭にも述べましたが、熱田神宮には三種の神器の一つ、草薙神剣が祀られています。草薙神剣とは、スサノオノミコトが八岐の大蛇を退治し、その尾から出現した剣です。その剣はアマテラスオオカミに献上されました。
熱田神宮は2013年に草薙神剣を祀って1900年を迎えました。
どんな場所?
熱田大神が祀られている本宮
熱田神宮の周りはビルや駅が建ち並ぶ都会です。その都会の街中に緑に囲まれて深閑と佇んでいます。
前述の熱田大神は本宮に祀られています。その入り口にある鳥居の近くには、弘法大師が手植えしたとされる大楠があります。また、その大楠の隣には手水舎があります。本宮への参拝前にお水で手を清めます。
神明造りの本宮で殆どの人がお参りをします。垣内から拝むと、一番奥に社殿が見えます。ここに熱田大神が祀られています。
歴史的に貴重な資料が見られる宝物館
本宮を出ると、左手には宝物館があります。ここには、皇室をはじめ、将軍・藩主・一般の篤志家におよぶ広い層から寄進された資料約6,000余点が収蔵されています。
宝物館には、以下の資料などが展示されています。宝物館は撮影禁止でしたので、言葉だけの説明になります。
- 日本書紀が誤謬少なく書き写された巻物
- 法華経の経典の写し。全8巻の経典が一つの巻物に書かれているので、文字は非常に細かいです。
- 室町時代の刀工村正の日本刀
- 1772年に熱田神宮で仮遷宮が行われたときの行列次第を描いた金屏風 など
この資料を見て、古代日本の歴史や文化を後世に残そうとした人々の努力が感じられました。一方で、歴史的価値のある資料を見ても「すごいな(小並感)」という感想しか思い浮かばなかったので、日本史や古典の教養が足りないなと反省しました。
アクセス情報
最寄り駅は名鉄名古屋本線「神宮前駅」とJR東海道本線「熱田駅」、地下鉄名城線「神宮西駅」です。名古屋駅から直行されるのであれば名鉄またはJRが、繁華街の栄や久屋大通に寄りたいのであれば地下鉄が便利です。
まとめ
熱田神宮は、皇室と結びつきの深い神社です。三種の神器の一つ「草薙神剣」が祀られ、三重県伊勢市の伊勢神宮と並んで歴史ある神社です。
敷地内の宝物館は、古代から中世日本の歴史的に大変貴重な資料を見ることができます。日本史・古典の教養があると、歴史的背景がわかって楽しいかもしれません。
引用
熱田神宮ウェブサイト http://www.atsutajingu.or.jp/jingu/
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