初回は御嶽山について紹介しました。
10月6日時点での報道によれば、51人が死亡し12人が不明となっている御嶽山の噴火。台風18号の影響で10月6日の捜索活動は中止となりました。
雨が降ったことにより火山灰が水を吸って粘土状になり地形が変わっていることも考えられます。なおいっそう捜索活動が難航するという情報もありました。
御嶽山は、長野県と岐阜県にまたがる標高3000mを超える山で、古くから信仰を集めている山でもある。
また東海地方の尾張地方ではほとんどの場所から大きな山容を望めることから「木曽のおんたけさん」と呼ばれ郷土富士としても親しまれている山。
なお、飛騨山脈や赤石山脈(あかいし)とは異なり国立公園には指定されていない。
これまでの火山活動
約2万年前にマグマ噴火が起きたとされている。その後、1968年ごろまで長い間死火山(つまり、火山活動が見られない火山)とされていたわけだが、この年から活発な噴火活動を始め1979年10月28日に水蒸気爆発をおこして1000mの高さまで噴煙を出したのである。
この時約20数万トンの噴煙が北東方向に流れ長野県の軽井沢や群馬県前橋市付近まで降り積もったとされている。1991年・2007年にごく小規模な噴火が起きましたがこの2つの年以外は大きな噴火はなく先月27日に戦後最悪の爆発が起きたわけなのだ。
キーワード解説
水蒸気爆発・・・・水蒸気爆発は高温高圧の水蒸気が噴出する爆発的な噴火活動のこと。必ずしも溶岩の噴出は伴わない